六道珍皇寺 夏期ゑんま詣 特別寺宝展を開催

六道珍皇寺

 

夏期ゑんま詣 特別寺宝展を開催

祇園祭1150年の節目に

 

京都市東山区の建仁寺派六道珍皇寺は13〜15日、ゑんま詣・大斎日法要と「夏期ゑんま詣・特別寺宝展」を開催し、祇園の八坂神社の祭神を垂迹神の姿で表した寺宝「祇園八坂神社垂迹曼荼羅図」(江戸時代前期)などを公開した。(写真)

毎月16日は閻魔さまの斎日とされ、7月16日ごろは盂蘭盆とも重なることから、縁日の中でも最も大きな縁日「大斎日」と呼ばれる。16日は平日のため前倒しし、休日の三日間で行った。例年の大斎日法要に加え、今年初となる「茅の輪くぐり」を行い、無病息災、延命長寿を祈願した。

また、祇園祭が始まって1150年の節目ということから、「祇園八坂神社垂迹曼荼羅図」を公開。毎年、さまざまな寺宝を展示しており、「垂迹曼荼羅図」の公開は十数年ぶりという。坂井田良宏住職は、「茅の輪くぐりで無病息災、延命長寿を、垂迹曼荼羅図で疫病退散、無病息災の二重の御利益を授かってもらおうと思う。また、令和の慶年の門出の年に明るい未来が迎えられるように祈る」と語った。