天台宗 擬講に清原元延暦寺執行

天台宗

 

擬講に清原元延暦寺執行

 

天台宗は31日、天台座主の条件となる「探題」に至る経歴法階「擬講」の選挙会で、元延暦寺執行の清原惠光延暦寺一山弘法寺住職を選出した。

清原住職は1933年大津市生まれ。大正大学修士課程修了。延暦寺執行を3期務め、叡山学院院長などを歴任している。

天台宗では、戸津説法を終えた高僧が「望擬講」となり、選挙で1人が「擬講」となる。

通常は別請廣学豎義を経た「擬講」と「已講」が、それぞれ「已講」、「探題」へと昇任し、翌年の法華大会で主役を務めるが、今年の法華大会を山田能裕探題が辞退。已講だった藤光賢曼殊院門跡門主が探題、擬講だった堀澤祖門三千院門跡門主が已講となっていた。新擬講は、法華大会の中日で已講の代理として問者を務める。