総本山知恩院 伝統工芸技術体感イベント

総本山知恩院

 

伝統工芸技術体感イベント

来年9月の開催を決定

 

総本山知恩院は26日に行った御影堂落慶奉修小委員会(小栗賢亮委員長)で、御影堂の改修に用いられた伝統工芸技術を体感するイベント「匠の技にふれてみよう」の開催を決めた。

予定では来年9月26、27日に、御影堂周辺に設けた特設テントに体験コーナーを開設し、御影堂では別時念仏会や法話会を開催する。また、改修工事の過程を撮影した映像の放映や、写真パネルの展示なども計画している。体験コーナーの運営は、知恩院の文化財修復に携わる企業や仏具店などに協力を要請する考え。

過年度に京都府主催で複数回開催した御影堂の素屋根見学は、毎回想定を上回る人が集まっており、今回も多くの来場が見込める。知恩院を身近に感じるイベントを催して新たな縁をつむぐ。

このほか奉修小委員会では、今年10月15日に営む放生会の詳細や広報用ポスターの図案などを検討した。放生会は僧侶、市民らが京阪祇園四条駅近辺からお練りを行う。サラナ親子教室の幼児も稚児として行道に合流し、法要後は華頂幼稚園の年長組48人と文教小学校の2年生27人も参加して、古門前の太鼓橋付近で白川に魚を放流する予定。

ポスターは、御影堂の落慶法要に特化し、団参の勧誘を目的としたポスターは別に作成する。法要のポスターでは、御影堂と三門後背の石段の写真を上下に並べ、「今こそ、心のふるさとへ」のキャッチコピーを入れる。秋彼岸までに完成させる。