総本山醍醐寺 「少年少女のつどい」を開催

総本山醍醐寺

 

「少年少女のつどい」を開催

高校生はリーダーに登用

 

総本山醍醐寺は、日本の明日を担う子どもたちの健やかな成長を願い、50年以上前から毎年、「少年少女のつどい」を行っている。今年も3~6日に開催し、全国から集まった9人の子どもたちが、世界遺産の特別な環境の中で4日間を過ごした。

「つどい」は受戒から始まり、朝勤や作務、念珠づくり、期間中に行われている万灯会の参加など、日常とは違う生活を楽しんだ。また、低学年の子どももいて熱中症の心配もあることから、恒例の上醍醐への徒歩登山はせず、今年も車を使って上山した。

今年から参加者は小学校3年生~中学3年生までとし、高校生はリーダーとして募集。リーダー1期生は、10回目の参加となる2年生の女子と、7回目の1年生の女子で、閉会式で仲田順英執行は「ベテランのリーダーのおかげで順調なつどいになった」と喜び、修了証と、初の10回参加の記念品を贈った。(写真)

リーダー1期生の二人は、いつも小学生たちに囲まれ、「リーダーといっても、毎年の参加と変わりなかった」と口をそろえ、何度も参加している理由を尋ねると「何より〝つどい〟が楽しいから」と話していた。