臨済宗大徳寺派大仙院 「禅寺体験教室」を開く

臨済宗大徳寺派大仙院

 

「禅寺体験教室」を開く

日常に溶け込む禅を改めて感じる

 

臨済宗大徳寺派大仙院(大和宗貴住職)は4日、毎年恒例の「禅寺体験教室」を開き、60人余りの子どもや保護者が参加した。坐禅を中心に作務や写経、雑巾掛けを行い、尾関宗園前住職の法話に耳を傾けた。

年々日本各地からの参加者が増え、今年は愛知県や東京都からの参加もあった。岡山県久留米市から参加した塩尻悦子さんは、5年前に観光で来た際に娘の稚晶さんが前住職と出会い、仲を深めたことがきっかけで毎年参加。「年に1回の里帰りのようになっている」と笑顔で語った。

大和住職は、特に子どもたちは家でも学校でもないお寺という空間に身を置き、さまざまな経験をすることで自信をつけて成長すると説明し、「教室を通じて日本の日常に溶け込んでいる“禅”を改めて感じてほしい」と話した。