日蓮宗正蓮寺 恒例の正蓮寺施餓鬼を営む

日蓮宗正蓮寺

 

恒例の正蓮寺施餓鬼を営む

寺と地域の文化財として

 

日蓮宗正蓮寺(奥邨正寛住職)が毎年8月26日に営んでいる日本三大施餓鬼の一つ、「伝法川施餓鬼」が今年も正蓮寺川(新淀川)で行われた。

古絵図に示されるように、かつては天神祭をしのぐほど盛大で、遠くから多くの人が供養のために訪れた。2004年に大阪市指定民俗文化財に指定されている。

本堂で大阪市宗務所管区の有志僧侶が読経を行い、阪神淡路大震災や東日本大震災の物故者を供養。その後、日蓮上人を御輿に載せて、乗船場まで20分ほどかけて練り行列を行った。

御輿は奥邨正道副住職と共に鴻運 丸に乗船。それに 続いて3隻が新淀 川を進み、「南無 妙法蓮華経」の唱 題と太鼓の音が響く中、川面へ水溶性の経木を随喜者と共に流した。

同寺の大檀越である鴻池運輸が警戒船も含めて毎年協力出仕している。