臨済宗妙心寺派 岐阜西教区の部再編へ

臨済宗妙心寺派

 

岐阜西教区の部再編へ

教区に寄り添い円滑な活動を目指す

 

妙心寺派は28日、臨時の内局会を開き、岐阜西教区の部の再編を承認した。

11月末の宗務支所長任期満了に合わせて11部体制を廃部し、12月から新体制の6部とする予定。

部の再編については、専従の住職がいる寺院数が少なく、活動が難しい部がある一方、40以上の有住寺院がある部では宗派の役につかず、住職の研鑽につながらないとの課題があり、岐阜西教区は早期に対応。同教区の有住寺院は、寺院数274ヵ寺のうち158ヵ寺。議論を重ね、各部に極力25人前後の住職が存在できるよう、6部構成とすることを決定した。

江口潭渕宗務所長は、これまで関係の浅かった部の融合もあり、部間の力関係を懸念。「時間がたてば慣れていくかとは思う。なるべく力の弱い所に寄り添いながら回していきたい」と語った。栗原正雄宗務総長は、「編成によって1支部の寺院数が増え、負担が増える。今後精査し、できる限りのフォローをしていきたい。他教区の先を見据えた編成のきっかけになればと思う」と述べた。