総本山醍醐寺 ICOM京都大会に協賛し

総本山醍醐寺

 

ICOM京都大会に協賛し

夜間拝観や仲田座主の講演も

 

日本で初めて開催されたICOM(国際博物館会議)京都大会を記念し、総本山醍醐寺は6~8日、三宝院の夜間公開と霊宝館の夜間入場を行った。

これまで特別公開をしたことはあるが、三宝院の一般的公開や、霊宝館の夜間入場は初めて行った。期間中は、博物館関係者と見られる外国人拝観者も多かった。

霊宝館では国宝を中心に重要文化財などを特選して展示し、日本の中でも抜きんでて多くの国宝級の法宝物を護持する醍醐寺をアピールした。

また7日には、仲田順和座主が「世界文化遺産醍醐寺~文化財の伝承」と題して講演を行った。

宗務総長時代から「活かされてこそ文化財」との信念のもと一貫して文化財護持に取り組んできた仲田座主は、醍醐寺が文化財を伝承してきた意義を最も知る立場であり、歴代の座主や役職者が伝承を守ってきた意味を披露。名宝を間近にしての講演は、国を超え、聴衆者の心に響いた。