孝道教団 比叡山延暦寺へ団体参拝

孝道教団

 

比叡山延暦寺へ団体参拝

約500人が伝教大師の遺徳偲ぶ

 

孝道教団は13~16日、今年度の比叡山団体参拝を行い、随喜功徳者を含む約500人が、伝教大師の遺徳や、岡野正道初代統理、貴美子初代副統理を偲んだ。

東部や北部、青森別院の第一発は、初日に大講堂へ参拝した。岡野正純第三世統理が、根本中堂の旧称である一乗止観院の意味について「一乗は区別がないということ。止観は心を集中させて静めること。我々は誰もが仏性を秘めている。一乗止観院を建てられた伝教大師さまの心に触れて菩薩としての自覚を持ってほしい」と法話後、森川宏映天台座主を導師に法要を営んだ。

森川座主は「比叡山と孝道教団は、長くいろいろな面で交流がある。孝道山林の近くにある初代統理様と副統理様の供養塔にお参りいただき、世界平和への祈りと自身の1年間の生活への誓いをしてほしい」と述べた。小堀光實延暦寺執行は11月の一隅を照らす運動50周年の行事への参拝などを呼び掛けた。

孝道教団は現在の大講堂落慶時に聖徳太子像を奉献したほか、1万3000本の杉を植樹した孝道山林や孝順供養塔を建立するなどしている。比叡山への団体参拝は毎年実施し、大講堂の法要や浄土院参拝などを行う。今年は仁和寺や平安神宮などにも参拝した。