WCRP日本委員会 新たなタスクフォースを審議

WCRP日本委員会

 

来年の創設50周年に向け

新たなタスクフォースを審議

 

WCRP日本委員会(植松誠理事長) は26日、理事会を日本聖公会京都教区センターで開き、来年の創設50周年に向けた取り組みについて協議した。

今後、委員会等で検討し、来年年明け早々の理事会で、ACRP東京大会への取り組みと創設50周年事業、第10回世界大会での新行動要綱に基づくタスクフォースの組織替えなど、重要審議を行うことでまとまった。

別報のように8月にドイツのリンダウで開催された第10回世界大会では、地球的課題に対する宗教者の役割について話し合った。大会に参加した各氏が、理事会でその成果について述べた。植松理事長は「地球温暖化に対して各国が強い危機感を持っていると感じた」とし、各国宗教者が阻止するための研究を重ねていると報告した。

理事会では、創設50周年に向けて従来からの方針を踏まえ、創設50周年記念式典と、日本で初めて開催されるアジアの宗教者が集うACRP東京大会の招致、7月の国際青年委員会(IYC)の受け入れを通した国際的なネットワーク構築、また世界大会宣言文で謳われた核兵器廃絶や気候変動、SDGs、紛争和解、移民・難民などに関する事業を想定。各種事業の具体的内容や特別勧募金などについては、実行委員会で検討し、来年1月28日の評議員会、理事会で決定する。

また、4年を区切りに組織するタスクフォースも再編成する。現行の核兵器禁止条約批准」「気候変動」「難民問題」「和解の教育」が設置されているが、新たな内容も提案されると見られる。

緊急要件として、台風15号の被害を受けた千葉県への緊急ボランティアの派遣も決めた。