浄土宗 24時間不断念仏会を開筵

浄土宗

 

24時間不断念仏会を開筵

国内外の別時と連携

 

浄土宗大本山清浄華院で27、28日、24時間不断念仏会が営まれた。(写真)東京教区の土屋正道観智院住職が代表を務める24時間不断念仏会が主催し、大本山増上寺で営んだ第1回目から数えて22回目の開催、清浄華院では8回目。

不断念仏会は、国内外で行われた別時念仏会と同時進行で行われた。国内は、法城寺(愛知)、長昌寺(大分)、観智院(東京)の3ヵ所で、海外は、ネパール・カトマンズの女性浄土宗信者の自宅やフランスなどの5ヵ所。それぞれの開催場所とYouTubeLIVEでインターネット中継し、共に称名した。双方向で映像を映し出し、世界各地とつながる臨場感を感じられる場となった。

土屋代表は「念仏は、法然上人が示された唯一の行。念仏シャワーの中で守り育てられることを感じてほしい」と話す。一度体験した人はリピーターになることが多く、不断念仏会に参加したことをきっかけに、浄土宗僧侶になった人もいる。

不断念仏会に参加するため、東京から訪れた石竹智子さん(77)は「初めて参加したきっかけは『東京のど真ん中で仏の名を呼ぶ』という看板を見て惹きつけられたこと。参加してみると、吸い込まれるような感じで心が安定し、もう一度参加したいと思うようになった」と話した。同じくリピーターの春山啓子さん(65)は「ヨガや瞑想で精神統一を行ってきた。不断念仏会に参加したことで、お念仏が好きになった」と話していた。