比叡山延暦寺 天台随一の論議法要「法華大会」

比叡山延暦寺

 

天台随一の論議法要「法華大会」

竪者181人が問答に挑む

 

天台宗随一の古儀法会「法華大会広学竪義」が1日、比叡山延暦寺大講堂で始まった。4年ごとの論義法要で、6日間の法華大会で論義し、広学竪義の問答に181人が挑む。

約1000年の歴史を持ち、古来より「六月会」と「霜月会」の名でそれぞれ実施され、無量義経・妙法蓮華経・観普賢経の法華三部経十巻について論義を繰り広げる。

初日は、堀澤祖門已講が八講壇に登り、「大会節」の節回しで表白を読み上げた。問者5人と無量義経に関して教学的解釈を伝える問答を繰り返し、広学竪義の受験者の竪者らが聴聞した。

広学竪義は天台宗僧侶としての最終試験で、加行を終えた僧侶が受けられる。初日の出題は、首座探題の森川宏映天台座主が担い、竪者の25人が勤めた。一人ずつ順番に大講堂の西側に設けた「竪者口」から入堂。本尊の大日如来へ一礼すると、出題が記された“算木”が示された。

出題に沿った「業義」と「副義」の質問を5人の問者が投げ掛けると、竪者は「泣き節」や「直言」など広学竪義の節で解答。森川座主が精義(おしらべ)を行い、合否を判定した。竪者一人あたり1時間を超えることもあった。

広学竪義前には、大講堂裏側の前唐院で「夢見の儀」が営まれた。森川座主と新たに探題職についた藤光賢曼殊院門跡門主が二人だけで堂内にこもり、森川座主から新探題に奥儀が口伝された。