念法眞教 「ほの灯り金剛寺」を開催

念法眞教

 

「ほの灯り金剛寺」を開催

陰影の美しさで魅了

 

念法眞教は28日、「ほの灯り金剛寺」を総本山金剛寺で開催した。(写真)「小さな灯り、小さな願いも、集まれば萬灯、萬願となる」をコンセプトに陰影と灯火の揺らぎで極楽浄土を表現し、信徒や近隣住民など約3000人を魅了した。

600畳の広さに相当する拝殿前広場では、ろうそくをともした色とりどりのカップ8000個を並べ、広場中央にはイメージ映像を投影した9m×3mのスクリーンで四方を囲ったオブジェを配置した。チラシを見て参加したという近隣住民の金山幸雄さん(46)は「近所に住んでいるが 中に入ったのは初めて。こんなに大きいとは知らなかった」と驚き、今回で3回目という川本明彦さん(48)は「幻想的な感じが心を落ち着かせる」と話していた。一宮良範教務総長は「今日は社会のストレスから離れて、心の癒やしを感じて和んでもらいたい」と語っていた。

拝殿前には、カップに願いごとを書き込んでろうそくを灯す「一念祈願 あかり奉納」の奉納所を設けた。参拝者は、「家族みんな健康で」「心に平和を保てますように」など思い思いの願いを書き、奉納されたカップは700個に及んだ。

小川良博法務部長(広島念法寺主幹)の法話や、本山教区の青年会による千手観音ダンスなどが繰り広げられた「ほの灯りステージ」は、天候に配慮して拝殿前広場から拝殿講堂に変更したが、会場は満場となり立ち見の人もいた。また、浄土庭園のライトアップやジャグリングショー、おはぎの振る舞いや餅つき体験など、境内各所でさまざまな催しが行われた。