洛陽三十三所観音霊場 再興15周年開白法要を営む

洛陽三十三所観音霊場

 

再興15周年開白法要を営む

国宝指定記念の三十三間堂で

 

京都市内の33寺院からなる洛陽三十三観音霊場は2005年の復興から15周年を迎え、開白報恩巡礼法要を3日、後白河法皇ゆかりの三十三間堂で営んだ。

広範囲に札所があって参拝が困難だった平安期に、西国三十三所の代わりとして後白河法皇が定めたとされ、霊元天皇の勅令で中興されるも明治維新時の廃仏毀釈で中断していたものを15年前に再興。近年の御朱印ブームや健康志向の高まりから歩いて巡礼する人も多く、公認先達は1000人を超えている。

開白法要は、三十三間堂千体観音像国宝指定1周年慶讃記念法要と併修し、杉谷義純妙法院門跡門主を導師に、札所寺院、先達ら約100人が参列して営まれた。