真宗教団連合 結成50周年大会概要決まる

真宗教団連合

 

結成50周年大会概要決まる

鼎談などで共同宣言の意義確認を

 

 

真宗教団連合(石上智康理事長)が来年4月30日に開く「結成50周年中央記念大会」の概要が、このほど明らかになった。

記念式典は真宗大谷派御影堂で営む。真宗十派の関係者らが集い、共通勤行の和訳正信偈を勤め、歴代理事長や役職経験者らの表彰を行う。

式典後は、同派視聴覚ホールで太田浩史大谷派大福寺住職の「真宗教団連合結成の願いとこれからの歩みについて」、小泉英明日立製作所役員待遇フェローの「共同宣言が伝えたいこと~脳科学から『共に生きる』を考える」(案)の記念講演を開く。

講演に引き続き、小泉氏と、50周年の共同宣言を手掛けた丘山願海本願寺派総合研究所長、鶴見晃大谷派教学研究所員が鼎談する。京都市内で開く祝賀会では、「映像で振り返る50年のあゆみ」を上映する。

真宗教団連合は2018年4月に結成50周年の共同宣言を発表。「いのちあるすべての存在が互いに響き合う世界、誰一人取り残されることなく、共に生きることのできる世界を目指す」「世界に開かれた真宗教団として共同する」の2点をベースに、自分優先の現代社会で、「煩悩成就のわれら」が共感し共生することを訴えた。大会では共同宣言の意義を味わい、「共に生きる」ことを再確認する。

また、真宗教団連合は 11月10日、「ごえんさんエキスポin築地本願寺」を開く。「お坊さんテント聞々庵」「カリー寺」「Toy×ボーズ」「大谷派仏青同盟」など、東西の僧侶ら31団体が境内にブースを出展。テクノ法要やサイバー南無南無などの「お坊さんDJブース」も開設する。当日は歌手・AIさんが20周年記念プレミアムライブを築地本願寺で開いており、若い世代へのアピールを目指すという。