総本山知恩院 秋のライトアップ2019

総本山知恩院

 

秋のライトアップ2019

式衆会が声明で初登場

 

総本山知恩院は11月1日、おてつぎ運動の一環で、「お坊さんに会いに行こう!知恩院 秋のライトアップ2019」を開幕する。一人でも多くの人にお念仏と縁を結んでもらうことを願いとして毎年開催している。

今回は、総本山式衆会が初めて参加し、「みんなでつくろう! 声明L ive~歌って感じる極楽浄土」と題して阿弥陀堂で声明を披露。声明の解説や参加者と共に唱えることで、法会の魅力を伝える。

宝佛殿では、法話と“木魚念仏体験”として別時念仏を行う。今回の法話のテーマは、昨年よりも踏み込んだ「他力本願」「諸行無常」「一蓮托生」「生死事大」にした。

三門下や宝佛殿で開催するイベント「おてつぎフェス2019―HAND TO HAND」は、今回は僧籍を持つ人だけで構成し、過去最大人数が出演。イベント開催数も過去最大とし、昨年を上回る規模となる。

三門下で行う「坊主・オン・ステージ」では、1日のオープニングは由良英寛氏(三河教区観音寺)が和太鼓奉納演奏。4日は浄土宗と天台宗僧侶のユニット「廻天坊主」によるブレイクダンスショー、2、16、30日は知恩院職員で結成する坊さんバンド「ぽくぽくすまいる」が演奏する。17日は雅楽会が演奏後に境内を奏楽しながら行道し、12月1日は松鶴家ぽんの芸名で活動する僧侶がコメディーマジックで登場する。

宝佛殿では「変わりダネ法話」と題して、演奏や紙芝居を交えた法話を行う。1日と17日は寺尾昌治氏(大阪教区西光寺)が三味線で登場、2日と30日は山添真寛氏(滋賀教区浄観寺)が紙芝居、3、4日は大門哲爾氏(福井教区善導寺)がギター、16日と12月1日には川野真広氏(奈良教区善福寺)が二胡の演奏を交えて法を伝える。