日蓮宗本山頂妙寺 田中日淳91世貫首が晋山

日蓮宗本山頂妙寺

 

田中日淳91世貫首が晋山

九州から久方ぶりの新貫首

 

日蓮宗の京都八本山の一つ本山頂妙寺で29日、安藤日瑛貫首の逝去により新貫首に就任した田中日淳第91世貫首の晋山式が営まれた。

中川法政宗務総長、井上日修全国本山会会長をはじめとする来賓や、同山を縁頭寺院と崇敬する全国達師法縁繋珠会(渡邊泰秀理事長)の会員、田中新貫首の地元である福岡県宗務所管内の僧侶、久留米市の妙正寺檀信徒など、約200人が参列した。

田中貫首は69歳。声明師の道を志し、日蓮宗声明師連合会副会長を務めた。福岡県宗務所では協議員会議長、久留米仏教会会長などを歴任。

晋山に際して田中貫首は、「布教の方法なども含めて、各方面と相談しながら進めてゆく。本末関係が解消された宗門における由緒寺院としてのあり方や、 歴代貫首がきれいにしてこられた伽藍の残った部分については、繋珠会とも連携しながら取り組んでゆきたい」と話している。なお同山貫首は繋珠会の会長も務める。