仏教クラブ 第25回「三宝の集い」を開催

仏教クラブ

 

第25回「三宝の集い」を開催

パネルディスカッションを初採用

 

仏教クラブ(大谷義博会長・真宗佛光寺派西徳寺最高顧問)は20日、第25回「三宝の集い2019」を総本山知恩院の和順会館で開催し、約180人が来場した。「みほとけの心にふれる、至福の時を、あなたに」をテーマとする講演と、初めてパネルディスカッションも行った。(写真)

講演で中西玄禮副会長(総本山永観堂禅林寺第90世法主)は「限りない仏の命の中に生まれたことに感謝する心が、幸福を育てる」と述べ、瀬川大秀副会長(総本山仁和寺門跡)は「私たちは宇宙の中で小宇宙として生かされている。その輝く命をどのように活かしていくかが大切」と語った。宗教学者の山折哲雄国際日本文化研究センター名誉教授は、社会構造の変化に伴う日本人の意識や信仰の変化について解説し、教えの受け止め方や教団のあり方について課題を投げかけた。

パネルディスカッションには、山折氏と正副会長の4人が登壇。「病床の中で臨終を思い、身軽になって涅槃に入ることを求めた。重荷だった書籍の処分を始め、最後まで手放せなかった親鸞全集を知人に譲ったとき、全身に解放感を得た。しかし、身に付いた聖人の考え方は残った」という山折氏の経験談を中心に議論が進んだ。また、祖師信仰と先祖崇拝の関係性についても話し合った。

仏教クラブは、昨年から法話を中心とした催しを開催している。今回初めて行ったパネルディスカッションについて大谷会長は「身近な事柄に触れながら楽しく聞けるようにとテーマを設定した。今までにない内容となり、教えられたことも多かった」と語った。中西副会長は「山折先生を中心に意義のある話ができたと思う」、瀬川副会長は「専門的で深い話もあり、充実した内容になった」と話した。