真宗教団連合 ごえんさんエキスポin築地本願寺

真宗教団連合

 

ごえんさんエキスポin築地本願寺

体験型ワークショップなどで賑わう

 

真宗教団連合が10日に築地本願寺で開催した「ごえんさんエキスポ」には約30のブースが出展し、6000人ほどが訪 れた。全国で新たな取り組みに挑戦している浄土真宗各派の若手僧侶をはじめ、DJライブや楽しい体験型ワークショップなど、僧侶と気軽に触れ合える場として注目を集めた。

消しゴムハンコづくりの「ハンコでブッダ」や、なぞ解きを体験する「Toy×ボーズ(といかけぼーず)」、「フリーペーパーののさま」が行ったプラバンづくりといった体験型ブースには家族連れも多く詰めかけ、花まつりサイダーや、「レトルトカレー寺」のカレー販売、さらに僧侶が設立した電力会社「TERA Energy」も出展。「大谷派青少幼年センター」はカルト相談窓口を設置するなど、多彩なブースが揃った。

浄土真宗本願寺派所務部の田中大眞氏は「今回の“ごえんさんエキスポ”は、2年前に『子ども・若者ご縁づくり推進室』 が京都の西本願寺で行ったものの、フォーマットを活用して真宗教団連合 で行うこととなった」と説明する。

コーディネーターとして、今回多くのブースの出展者に声掛けしたのは、雪山俊隆善巧寺住職(本願寺派)で、普段から「お寺座LIVE」などの音楽活動やアート企画を行っており、当日もDJブースを中心に会場を盛り上げていた。

大谷派青少幼年センターの本多恭氏は「残念ながらカルト相談窓口に来る方はいなかったが、センターの活動を知ってもらえる機会になったことはありがたい」と話す。

また同センターの谷俊氏は「立地の良い築地本願寺ということもあり、観光客や外国人が多く、エキスポ目当ての人は少なかった印象。最近の傾向として、一般の方には体験できる方が評判がいい。青少幼年センターもさまざまな教材を紹介するだけでなく、このような催しの場では、体験できるものを考えた方がいいのかなと思った」と語っている。