光り輝く双龍図奉納 大本山建仁寺

 臨済宗建仁寺派の大本山建仁寺法堂の天井図「双龍図」が「ジュエリー 絵画【ジャポニズム】」プロジェクトに選ばれ、同寺で作品の奉納式典が行われた。ブラックスピネル、マザー・オブ・パールなど時価 50 万円相当の天然石が使われた縦約20 ㎝、横約30 ㎝の作品で、100年以上色あせないという。
 
 日本のアニメや文化財を世界に広める目的で、ジュエリーカミネと大阪市立大学が共同研究で開 発。ガラス板に細かく砕いた宝石や金を特殊なのりで貼り付けて作成しており、一枚一枚手作業で作られている。これまで金閣寺や平等院へ手塚治虫の「火の鳥」なども奉納されており、建仁寺への奉納は2年前の「風神雷神図屏風」に続き、今回が2作目。
 
 川本博明宗務総長は「常設して皆さんに楽しんでいただこうと思う」と述べた。