但馬弘氏、宗務総長継続へ 真宗大谷派

 真宗大谷派の与党会派・真宗興法議員団は3日に代表選を行い、但馬弘代表(60)が再選した。但馬代表は宗務総長を継続していくこととなる。

 宗議会議員65人のうち、興法議員団には46人が所属している。出席者44人が投票し、但馬代表が24票、富田泰成議員が13票、白票7票だった。
  
 当選した但馬代表は議員団代表、宗務総長としての3年間の実績を訴え、今後控える門首継承や行財政改革、宗憲に関する課題、団内の情報共有と議論の活性化に取り組んでいくことを訴えていた。富田議員は団内で の議論の希薄さや、宗内の風通しの改善を掲げ、副議長職を辞して立候補したが、及ばなかった。
 
 今回の代表選は3年の任期制を導入して初めての選挙となり、立候補者が挨拶文を事前に送付して所信を表明するなど、これまでとは趣の変わった選挙となった。今後は幹事長の選任や内局改造の人選が注目される。
 
 【プロフィール】但馬弘代表
 石川県小松市・興宗寺住職。大谷大学卒。宗議会6期。三浦内局と第2次里雄内局で参務。真宗興法議員団 幹事長を歴任。2016年12月から宗務総長。

 (詳細は文化時報12月7日号「教界展望」をお読みください)
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