歳末助け合い托鉢 総本山園城寺

 総本山園城寺(三井寺)は16日、恒例の「歳末助け合い托鉢」を行った。僧侶や婦人会員ら約30人が観音堂を出発し、山伏行者講の法螺を響かせながら大津市内の長等商店街などで浄財を募った。
 
 戦後の生活困窮者救済を目的に開始し、今年が70回目の節目。布施の心や思いやりの心を社会に広げようと続けてきた。福家英明長吏(94)は「昨今は自分さえ良ければいいと考える人も多いようだが、他者を思う心は大切。助け合いの精神を広めていきたい」と話していた。

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