浄土宗西山禅林寺派 全国支所長会で宗会報告

浄土宗西山禅林寺派

 

全国支所長会で宗会報告

開宗賦課金など質疑

 

浄土宗西山禅林寺派は4日、全国支所長会を開いた。3月の宗会での決定事項や、立教開宗850年事業および賦課金について報告し、各支所長からの質問に内局が答えた。

立教開宗850年事業の予算説明では、賦課金に対する質問が相次いだ。今回から直檀に1口1万円で5口以上の志納金を求めることにした経緯について、奥垣内圭哲宗務総長は「檀家と言いながら、これまで寄付を求めてこなかった。檀信徒にもその意識がない。これではいけないということで、少しでも求めていこうということになった」と説明した。

寺院・教師に対する賦課金が他宗に比べて安いのではないかとの質問もあった。奥垣内宗務総長は「令和6年に850年を迎えるが、その2年後には証空上人生誕、令和12年には善導大師1350年、14年には法然上人生誕900年と、次々と遠忌が巡ってくる」と負担軽減を念頭に置いていることを述べた。これに対し、「それぞれの遠忌で賦課金を集めるのなら、早めに伝えてほしい」「850年のみなら良いが、この後に4回ある。賦課金の全体像が分かるようにしてほしい」との声があった。また、850年事業の賦課金を集める時期についての質問には、「令和元年7~8月に始め、2年間で集める」と答えた。(詳細は2019年4月24日号の紙面をご覧ください)