大本山清浄華院 異例ずくめの御忌大会

大本山清浄華院

 

異例ずくめの御忌大会

法主代理に真野前法主

 

大本山清浄華院は20~23日、御忌大会を営んだ。真野龍海前法主が法主代理として出座し、代理も含めて浄土宗内局からの随喜がないなど、前例を見ない法会となった。

初日の慈覚大師忌は、真野前法主が法主代理として導師を勤めた。2日目の日中法要は、唱導師に指名された教師が離脱問題を理由に出座を辞退し、前法主が導師を勤めることになったが、気温が高く、前日の疲れもあったのか真野前法主が軽い熱中症の症状を見せたため、体調を考慮して吉川文雄執事長が導師を勤めた。

また、例年2日目は、唱導師に縁のある僧侶が多数出席して華やかな法会が営まれるが、21日の日中法要は随喜寺院が8人で、その半数を他宗派の僧侶が占めた。外陣も数人の檀信徒が参座するのみで、例年とは違う様子を見せた。

3日目の日中法要は、ようやく御忌大会らしい風景となった。成田淳教感応寺住職が唱導師を勤め、東京教区を中心に随喜寺院約80人が駆けつけ、外陣も檀信徒で席が埋まった。華やかになった堂内で、法主代理の真野前法主が成田住職に払子を授けた。(写真)