H1法話グランプリ~エピソード・ZERO

法話の実力を試す

「もう一度あいたいお坊さん」グランプリ

 

「H1法話グランプリ~エピソード・ZERO」を6月2日、大本山須磨寺(神戸市)で開催する。宗派を超えた8人(7組)の僧侶が、「とっておき!の法話」を披露し、参加者の投票で「もう一度あいたいお坊さん・グランプリ」を選ぶ。参加型にしたのは、仏教に興味はあるが踏み出せずにいる人たちのハードルを取り払うことが狙い。

小池陽人H1グランプリ実行委員長(須磨寺副住職)は、「法話に優劣をつけるのではなく、あくまで“もう一度あいたいお坊さん”を決める」と説明。「自分の法話を聞く方々から評価を受ける、僧侶にとっても貴重な機会。法話への思いやスキルを高めるきっかけにもなる」と話した。

雲井雄善実行副委員長(天台宗能福寺住職)は今後の展望について、全国展開を目指しており、H1に関心のある僧侶へ実行委員会がノウハウを伝え、各地の“もう一度あいたいお坊さん”の存在を広めたいと説明した。

登壇者は、ひのう姉妹(真宗大谷派・西照寺)、市村直哉(真言宗豊山派・東光寺副住職)、本良敬典(日蓮宗・妙常寺住職)、小林恵俊(天台宗・正明寺副住職)、中村建岳(臨済宗妙心寺派・永正寺副住職)、安達瑞樹(曹洞宗・長楽寺住職)、山添真寛(浄土宗)の各氏。それぞれ特技を活かして法話する。

登壇する市村副住職は、「お寺やお坊さんに持つ悪いイメージを法話というツールを使って変えていきたい。優勝できるようにがんばる」と意気込みを語った。審査員は、釈徹宗如来寺住職(本願寺派)ほか、 落語家や大学教授などの4人。林覚乗南蔵院住職(高野山真言宗)の模範法話も行われる。

入場料は1500円。前売りのみ。須磨寺寺務所と公式ホームページ(https://www.houwagrandprix.com/)で。