曹洞宗 SDGs(持続可能な開発目標)の推進へ

曹洞宗

 

SDGs(持続可能な開発目標)の推進へ

宗派スローガンと志を同じく

 

曹洞宗は今後、2015年9月に国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)を宗門を挙げて推進することが明らかとなった。

同宗は代々木公園で行われている地球環境を考えるイベント「アースデイ東京」に3年連続で「アース禅堂」を出展するなど、伝統仏教界から環境問題に取り組んでいる。昨年11月に大本山總持寺で開かれた第29回世界仏教徒会議で「東京宣言」が採択され、世界の仏教徒を挙げてSDGsの実現を支援することが全日本仏教会の釜田隆文理事長(曹洞宗前宗務総長)から表明されたことも、今回の推進の背景にある。

曹洞宗では1992年に「人権・平和・環境」のスローガンを定めて以来、さまざまな取り組みをしてきたが、貧困や差別の是正、環境問題の解消を掲げるSDGsと志が等しいと、教団として推進に力を入れていくこととなった。

今後、SDGsのピンバッジを制作し、宗務庁職員、宗議会議員らに配布し、広く取り組みをアピールしていく。