全真言宗教誨師連盟 第59回全真言宗教誨師連盟大会

全真言宗教誨師連盟

 

第59回全真言宗教誨師連盟大会

テーマは「慈悲心にふれる」

 

全真言宗教誨師連盟は17、18日、総本山長谷寺大会を開催した。

今回は智山派の小寺秀仁会長就任後、初の大会となった。開会式で小寺会長は「加盟各派の本山を会場として毎回大会を実施しており、米田弘明前会長の代には、北海道の金峰寺を会場に、旭川刑務所の視察など、宗教教誨の源流に触れる学びの機会を得た。今回は大会テーマ『慈悲心にふれる』のもと、大いなる実りとなることを願っている」と式辞を述べた。

自らも長く教誨師活動を行ってきた田代弘興化主は長谷寺大会の実現を心から歓迎し、「教誨師の存在はあまり知られていないようだが、映画『教誨師』もできて、認知度が上がるのではないかと期待している。宗教教誨では他宗に比べまだ歴史も浅く、数も少ない真言宗僧侶だが、こうした機会に相互に研鑽を深め、ますますの活躍を願う」と祝辞で述べた。

真言宗豊山派および長谷寺役職員一同の歓待を受けた参加者らは、本堂で根岸榮宏寺務長導師のもと法要を営み、諸堂を参拝。田代化主の講話などを拝聴後、橿原市内の会場へ移動。翌日は星野英紀宗務総長が講演した。次回は京都市の総本山仁和寺大会。