10月の注目記事

「袴田さん再審無罪」

10/8付1面

静岡県清水市(現静岡市)の一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」。強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巖さんに、再審公判で無罪が言い渡されました。長年巖さんを支援して来た姉のひで子さんは「『被告人は無罪』という言葉が神々しく聞こえました」と喜びを語りました。

「学校は社会の縮図」

10/15付4面

高野山真言宗宿老の池口恵觀氏による寄稿。PTAと日本的な奉仕の精神について上下2回で語っています。子供時代、台風の翌日に大人たちが自宅の片付けよりもまず通学路の整備をしていた思い出を語り、その奉仕の精神や、教育や学校への尊敬がベースにあるからこそ、戦後米国から持ち込まれたPTAが根付いたのではないかと推察。安易な教育改革などでなく、「国家百年の計」を立てよと提案しています。

「しんめいPさんインタビュー」

10/18付3面

東洋哲学を分かりやすく、かつユーモラスに解説し、10万部以上を売り上げた「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」の著者、しんめいPさんインタビュー。カルト宗教の問題、伝統宗教界への思いなどを、真摯に語っています。