真言宗智山派管長 総本山智積院第72世化主 布施浄慧大僧正が晋山
相承法流の護持、大師教学の鑽仰、萬民豊楽の誓願奉告
真言宗智山派総本山智積院で10月16日、智山派管長、第72世化主布施浄慧大僧正の晋山式が挙行された。
真言宗長者の田代弘興総本山長谷寺化主をはじめ、真言宗ほか各宗から山主・重職、各界龍象が随喜し、盛儀に傳燈奉告法要を執り行った。
(詳細は2019年11月20日号の紙面をご覧ください)
真宗大谷派で2023年に迎える「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」の総計画案を審議する宗会常会(第67回宗議会、第66回参議会)が、5月30日から6月12日まで開催されていました。
宗会特集では、今宗会の概要や、慶讃事業の中核をなす五つの重点教化施策、慶讃テーマ「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」に込められた思い、重文指定となった境内の営繕計画、「是旃陀羅、女性差別、見真額」等の課題、青少幼年教化と寺院活性化、手厚い制度となった第2種共済について、宗派の今後の社会福祉への取り組み等を3ページにわたって掲載しております。詳細は2019年7月6日号の紙面をご覧ください。
真宗大谷派長浜教区・五村別院・長浜別院の71日間にわたる宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌 が、5月19日に円成した。
東日本大震災復興支援を掲げた3月10日の「いのちとことばの響舞台」で幕を開け、4月20日には五村別院で田畑正久氏(龍谷大学大学院前教授)が、同24日には長浜別院で中島岳志氏(東京工業大学教授)の讃仰記念講演会を開催。
また次世代への信仰の継承を願い、湖北・嶺南地方での真宗教化の中心を担う五村別院と長浜別院を修復。教区の住職・寺族・坊守、門徒が全員で関わる御遠忌を目指し、5月3日に勤めた「子ども御遠忌」には約600人が参加した。
五村別院御遠忌法要では宮尾隆造輪番(長浜教務所長)を調声役に、長浜別院の御遠忌法要には大谷暢裕門首後継者(能慈院殿)が出向し、結願日中が勤められた。ひと月もかからずに定員に達した帰敬式は411人が受式した。
(詳細は2019年6月5日号の紙面をご覧ください)
高野山奥之院一之橋に隣接する別格本山清淨心院(池口恵観住職)に、木の香も新しい護摩堂「鳳凰奏殿」と位牌堂「永山帰堂」が完成し、15日に落慶法要を盛儀に執り行った。
池口住職は鹿児島の烏帽子山最福寺や、別院江ノ島大師で大護摩供を奉修している。その護摩供は格段にスケールが大きい。祖廟のある高野山から安民豊楽、世界平和の祈りを届けたいとの池口住職の願いが、現代の巧みの技と信徒らの熱意で実現した。
護摩堂「鳳凰奏殿」は、六間四面二層流れ向拝付宝形造。総高42尺。内部は上層まで吹き抜けの護摩専門道場。本尊不動明王坐像は松本明慶大仏師の謹作。
位牌堂「永山帰堂」は、弘法大師の御遺告「永く山へ帰る」から命名。本尊廿日大師像は江里康慧大仏師が謹刻した。
伽藍の設計施工は、大都流堂宮大工の技を継承する西嶋工務店が担った。いずれもヒノキ、ケヤキを中心に国産材を使用。納骨堂「淨心閣」は高野槙で建立した。
奥之院を臨む新伽藍へは、バス通りから新たに橋を建立し、橋から伽藍への門も新築した。この日、僧侶らが開門と共に渡り初めを行った。
当日は多くの信徒が参拝し、山内報恩院住職である山口耕榮前官が導師を、飛鷹全隆寺務検校執行法印ら山内住職が職衆を勤め、盛儀に開眼・落慶法要を営んだ。
大護摩供を修した池口住職はこのたびの浄行完遂に際し、「これを機に、衆生救済、国家安泰・世界平和の祈りを深めると同時に、私のこれまでのさまざまな方面での蓄積を生かしながら、密教本来のダイナミズムを内外にアピールする活動に身口意をフル回転させ、高野山の次なる千年を展望できるようにしたいと、気持ちを新たにしている」と決意を述べた。
真宗大谷派高山教区・高山別院(岐阜県高山市)は、「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要」を5月10〜12日に厳修し、延べ5500人が参集した。
築50年を経た大屋根修復と耐震工事を完遂した本堂で営まれた御遠忌法要には、大谷暢裕門首後継者(能慈院殿)が出向し、大谷浩之鍵役(信悟院殿)が参修。約200人の子どもたちが参加した稚児行列も行われ、晴天に恵まれた中、町を挙げての御遠忌となった。
2日目は僧俗共にお勤めをする同朋唱和が本堂に響き、帰敬式は210人が受式した。
大谷派は教区の改編を進め、第一弾として来年7月から岐阜高山教区が発足する。高山教区としては最後の御遠忌で、長きにわたる教区の歴史に区切りを打ち、新たに高山別院を教化の中心道場として出発する第一歩となった。
(詳細は2019年6月1日号の紙面をご覧ください)
高野山真言宗総本山金剛峯寺(添田隆昭執行長)で3月5日、第414世葛西光義座主の晋山式が執り行われた。
早朝6時、御幣を捧持した僧侶のお練りが金剛峯寺を出発。明けやらぬ伽藍諸堂を巡拝し、中門を経て御社へ練り歩き、御幣を奉安した。
中西啓寶前座主、飛鷹全隆寺務検校執行法印、土生川正道前官御房ら臨席のもと、役職員、山内住職や副住職、有縁者らが居住まいを正し列座する金剛峯寺で、葛西座主は高祖弘法大師の徳をたたえ、「永遠に宗門に加被を垂れ、山容の安寧をもたらされんことを」と、本尊宝前に奉告した。
(詳細は2019年5月18日号の紙面をご覧ください)
大谷婦人会(大谷妙子会長)は春たけなわの4月16日、年間最大の行事である全国大会を、真宗教化センターしんらん交流館で開催した。
ステージの上には、大谷婦人会のサブテーマ「とどけようナンマンダブ」を大きく掲げ、次世代にお念仏の教えを伝えていくため、聞法の日々を過ごしていくことを会員一同が確かめあった。
全国大会には260人の会員が出席し、全物故会員追弔法要と春季永代経法要を音楽法要で勤め、参加者一同が高らかに「真宗宗歌」「大谷婦人の歌」等を唱和。法話では南米開教区開教監督を務めた尾畑文正氏(元同朋大学学長・ 泉稱寺前住職)が南米でのエピソードを、ユーモアを交えて話した。
また今回は、大谷婦人会初代正副委員長として、2期6年にわたり聞法一路の実践活動の基礎づくりに尽力した宮本春美さん(初代委員長)と、伊勢順子さん(初代副委員長)に特別表彰状と記念品が授与された。
交流会には大谷暢顯門首、妙子会長、門首後継者の大谷暢裕鍵役、幸香副会長、敦子顧問も出席し、会員同士が深い交流を図った。
(詳細は2019年5月11日号の紙面をご覧ください)