大本山百萬遍知恩寺 寺号を「百萬遍知恩寺」へ

大本山百萬遍知恩寺

 

寺号を「百萬遍知恩寺」へ

協議員会で台風復旧予算など承認

 

大本山百萬遍知恩寺は25日、顧問会および協議員会を開催した。台風被害からの復旧工事を盛り込んだ新年度事業計画や、山規を改訂して寺号を知恩寺から百萬遍知恩寺とすることなどを決めた。

台風被害からの復旧は、大殿の屋根改修が主体。屋根の東側と西側を2年でふき替える。総予算額は約1億円を見込むが、国と京都府から重要文化財修復に係る補助金として経費の85%が交付される予定。

山規改訂は、規則委員会を発足し、百山の運営方針を決める協議組織の在り方など大幅に改訂した。一宗の機構改革に倣い、議決機関として協議員会を位置付けるとともに、委員の構成を変更し、運営面で幅広く支援を受けられる体制にした。また寺号は市民にもなじみが深く、古来からの名称だった「百萬遍知恩寺」とする。今回の決議を経て責任役員会で議決後、宗務庁と京都府に申請手続きを行う。また、浄土宗宗綱に記された名称を変更するため、9月宗議会に改訂案が提案される見込み。(詳細は2019年4月3日号の紙面をご覧ください)