妙心寺派龍安寺 松山新命住職の晋山式営む

妙心寺派龍安寺

 

松山新命住職の晋山式営む

先人の思いを受け継ぐ覚悟

 

大本山妙心寺派大雲山龍安寺で16日、松山侑弘住職の晋山式が営まれた。約100人の老師、住職らが見守る中、石庭で有名な龍安寺の新たな一歩がしるされた。

あわせて営まれた退山式で、田代玄英前住職は「皆さま方に多大な指導を賜ったことに、厚く御礼申し上げる。新命老師を何卒、よろしくお願い申し上げる」と述べた。

龍安寺は1450年に妙心寺中興の日峰宗舜禅師の法嗣、義天玄承禅師により創建され、松山新住職は第17世住職となる。松山新住職は、先人の思いを継承し、法灯を護持する決意を表明した。

妙心寺塔頭退蔵院の松山英照住職の次男として1985年に生を受けた 松山新住職は、91年に則竹秀南霊雲院住職につき、得度した。青山学院大学経済学部に進学し、2008年に平林寺僧堂(埼玉)へ入門。11年に塔頭の壽聖院住職に就任し、16年10月に龍安寺副住職に就任した。