真言宗各山会 来年の後七日御修法出仕者決まる

真言宗各山会

 

来年の後七日御修法出仕者決まる

令和初の大阿は瀬川仁和寺門跡

 

真言宗各派総大本山会は1日、令和元年度常任委員会を総本山教王護国寺で開催し、「令和二年庚子歳後七日御修法」の定額僧、承仕等配役の件、御修法予算案、「令和三年辛丑歳後七日御修法」の大阿闍梨推挙の件など3議案を承認した。

引き続き行われた後七日御修法総会で、芙蓉良英代表総務が来年の出仕者を報告。田代弘興総本山長谷寺化主に真言宗長者としての1年間の勤めに感謝を述べ、次年度大阿闍梨の瀬川大秀総本山仁和寺門跡を紹介した。

田代長者は各山山主に懇篤なる謝辞を呈し、「瀬川門跡には健勝でお勤めいただきたい」と述べ、瀬川門跡は「新しい令和の世で初めての大阿闍梨を勤めさせていただくご縁に感謝している。日々謙虚に誠実に精進したい」と挨拶した。

来年の後七日御修法の出仕者と配役は次の通り。敬称略。

▽法務法印大阿闍梨―瀬川門跡▽御手替―田代化主▽増益護摩供―中村元信座主(総本山根來寺)▽咒頭―菅智潤法主(総本山善通寺)▽二間観音供―今井淨圓長老(大本山中山寺)▽伴僧―尾池泰道門跡(大本山大覚寺)、野澤密孝法主(総本山朝護孫子寺)▽聖天供―亀谷英央門跡(大本山隨心院)▽舎利守―小松庸祐(総本山泉涌寺)▽十二天供―清雲俊元(総本山智積院)▽神供―濱野龍生(総本山長谷寺)▽伴僧―月間照孝(総本山智積院)、松村實秀(総本山金剛峯寺)▽御代尊供―大原弘敬(総本山醍醐寺)▽息災護摩供―仲下瑞法(総本山金剛峯寺)。

事務局は総本山仁和寺の吉田正裕執行長が別當を、長岡誠宏執行が大行事を担う。