開創700年へ 石川・輪島市と連携 曹洞宗大本山總持寺

 曹洞宗大本山總持寺(横浜市鶴見区)が開創700年を迎える来年に向け、總持寺祖院のある石川県輪島市と共同で「禅と海 里づくり・交流促進プロジェクト」に取り組んでいる。開創700年の機運を高めるロゴやのぼり、ポスターを制作。9月11~21日には祖院を中心に門前町を彩るライトアップイベント「ぜんのきらめき」が行われる。

ロゴやポスターを発表する大本山總持寺の関係者ら

 ロゴマークは「700」の文字と、祖院のシンボルである山門や白字橋をあしらった。のぼりは、ロゴの背景に枯山水を表現したデザイン。ポスターには開山の瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師とゆかりの定賢律師を描き、「お二人の想いが未来へ受け継がれる」との言葉を記している。

 總持寺は1321(元亨元) 年に創建。1898(明治31)年の大火で境内が焼失し、1911(同44)年、大本山は輪島市から横浜市鶴見区に移り、大本山があった地は祖院となった。

 祖院はその後、山門、仏殿などが再建されて、根本道場の威厳を伝えていたものの、2007年の能登半島地震により伽藍が大きな被害を受けた。

 今年3月には交流促進プロジェクトの会議が開かれ、大本山總持寺の乙川暎元監院、總持寺祖院の鈴木永一監院、梶文秋輪島市長ら20人が出席。全国曹洞宗青年会の山田俊哉副会長らが、来年3、4月に祖院の境内で開く精進料理や一文字写経などについて説明した。

 9月11~21日の「ぜんのきらめき」は、開創700年記念イベントとして実施。山門にデジタルアートを投影し、ペットボトルで作った照明が境内を埋め尽くす。和太鼓の演奏も行われる。

總持寺開創700年を記念するポスター

 さらに来年4月6日には能登半島地震からの復興を祝う落慶法要を営み、来年9月12~15日には大本山總持寺開創700年慶讃法要・御両尊御征忌会を行う。

 乙川監院は「輪島市が積極的に開創700年を後押ししていただき、曹洞宗の未来を背負う青年会も多彩なイベントを計画してくれている。ぜひ多くの人に地震から復興した祖院に来ていただき、輪島市のランドマークとして地域を盛り上げたい」と話している。

(文化時報2020年4月1日号から再構成)
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