アジア宗教者平和会議 日本で初の執行委員会開く

アジア宗教者平和会議

 

日本で初の執行委員会開く

行動指向型の組織目指し

 

アジア宗教者平和会議(ACRP)は11、12日、日本で初となる執行委員会(EC)を立正佼成会大阪普門館で開いた。

アジア19ヵ国から仏教、キリスト教、イスラーム、ヒンドゥー教などの宗教指導者ら約100人が参加。初日の開会式で、ディン・シャムスディーンACRP実務議長は、地球環境の破壊や紛争の絶えない世界の平和を追求することがACRPの調整課題だと説明し、「一つの動きや組織で問題が解決するわけではない。一人一人の使命と結びつくビジョンを統一し、言葉だけではなく行動する強い組織を作り、良い循環に変えていかなければならない」と述べた。

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会からは、庭野日鑛会長(立正佼成会会長)や植松誠理事長(日本聖公会首座主教)、黒住宗道理事(黒住教教主)、川端健之理事(立正佼成会理事長)、國富敬二事務局長が出席。植松理事長は受け入れ委員会代表として「我々は神なる存在からスポットライトを受ける存在であり、平和な未来に向けて戦略を取り組む立場」と話した。

主要検討課題の「ACRP/RfP Asiaのガバナンス強化」「組織運営の強化」「プロジェクト実施の展開」を枠組みに、「第9回大会の実施概要、定款の改正」「行動指向型の組織へと変容していくための具体的なプロジェクトの明確化」について議論した。(詳細は2019年4月20日号の紙面をご覧ください)