曹洞宗光秀寺 同教区で新命住職、首座、辨事がそろい

曹洞宗光秀寺

 

同教区で新命住職、首座、辨事がそろい

晋山結制で迫力ある首座法戦式

 

さいたま市岩槻区の曹洞宗光秀寺で5、6日に晋山結制が営まれた。少子化による後継者の減少がいわれる中、新命住職と首座、そして辨事が同教区(教区内寺院14ヵ寺)でそろう珍しい法要となった。

曹洞宗では晋山式の際に結制をおいて首座法戦式を行うケースが多く、結制を終えると住職には大和尚の位が、首座には住職資格が与えられる。また辨事は法戦式で第一声を発する重要な役目でもある。

新命は曹洞宗宗務庁課長職にあり、現在は曹洞宗総合研究センター事務局長を務めている関根隆紀住職(53歳)。首座は在家出身で一般企業に勤めていた萩原達八氏(35歳、岩槻区芳林寺徒弟)、そして辨事は小泉圭悟君(小学校6年生、同区円福寺沙弥)が勤めた。

関根住職は曹洞宗の広報部門の立ち上げに携わり、地元では自坊を中心に坐禅会開催に力を入れ、地域住民への曹洞禅の敷衍に努めている。

関根住職は萩原さんに「ぜひ一緒に、坐禅を一生懸命していきましょう」と呼び掛け、空手道場に通う圭悟君には「勉強に、空手に、これからもがんばってください」と出仕に感謝し、檀信徒に向けてはさらなる寺門の興隆への決意を語った。