妙心寺派霊雲院 則竹住職を中国テレビが取材

妙心寺派霊雲院

 

則竹住職を中国テレビが取材

「伝燈」を伝えるドキュメント

 

妙心寺塔頭霊雲院に24日、中国のテレビ番組「百年巨匠」が訪れ、趙樸初中国仏教協会元会長について則竹秀南住職が取材を受けた。

同番組は中国の国家レベルの大型文化プロジェクトで、過去100年に中国や人類社会で大きな影響力を持った巨匠100人に迫り「伝燈」を伝えるシリーズ。日本では、中国仏教協会の会長を務めた趙元会長の他、建築家の梁思成氏などとゆかりある場所を訪ね、中日友好や文化交流のエピソードを取材している。

霊雲院の先代住職である山田無文老師は趙元会長と親交が深く、弟子である則竹住職への取材は、かつて無文老師が使用していた部屋で行われた。則竹住職は、趙元会長から無文老師へ贈られた品々や詩を紹介。(写真)無文老師と訪れた北京での対面の様子や葬儀でのエピソードなどを話し、趙元会長の偉大さを丁寧に伝えた。則竹住職は「仏教に国境はない。黄金の絆で結ばれている日本と中国、韓国だけではなく、全世界が結ばれている思いだ」と語った。