真宗大谷派高山教区・高山別院 青少幼年へお念仏の手渡し

真宗大谷派高山教区・高山別院

 

青少幼年へお念仏の手渡し

 

真宗大谷派高山教区・高山別院の御遠忌では、青少幼年教化も重点施策として掲げた。御遠忌に先立つ4月28日には「家族deご遠忌」を開き、御遠忌推進委員会が『青少年勤行集』を発刊した。

「家族deご遠忌」では「正信偈」の大合唱や、念珠づくり、缶バッジづくり、境内での遊びなどを約100人の子どもたちが楽しんだ。高山教区で子ども会を開催している寺院や、青少年育成のためのボランティア活動を行う高山市のシニアリーダー、大谷派児童教化連盟の東海連区も協力した。

法要教化部会の白尾匡氏(長圓寺)は「御遠忌を厳修するにあたり、御遠忌をどのようにしていこうかという話し合いの際、門徒や寺族から『正信偈やお念仏が若い人から聞かれなくなった』『一緒に住む家族も、手を合わせなくなった』と切実な意見が挙がった。毎年、各家庭のお内仏の前で行っていた報恩講も減少し、親戚付き合いも希薄となる中、今後、御遠忌の厳修が難しくなるのではないかとの危機感があった」と話す。この理由が青少幼年教化事業の「家族deご遠忌」と、青少年向きの勤行集の刊行に結びついた。

三島大遵氏発案による『青少年勤行集』は「正信偈」「念仏和讃」のほか、六つの仏典童話や、「お釈迦さま」「親鸞聖人」「蓮如上人」など、真宗の大切な人物を紹介している。文字は、別院の書き物を担当している上野潔さんが一文字一文字、心を込めてつづった。

白尾氏は「この勤行集には二つの願いを込めた。一つは青少年の皆さん一人一人が、親鸞聖人の言葉と一緒に人生を歩んでほしいという願い。もう一つは、代々、“いのちのうた”として語り継がれてきた『正信偈』が、これからも絶えることなく伝え広まってほしいということ」と御遠忌をきっかけに、子や孫世代への手渡しを願っている。

法要参加者には記念品として無料で贈呈されたが、子どもテントでも1冊300円で頒布し、多くの祖父母世代が孫のために買い求めていた。