上宮学園 校祖法然上人誕生会を開催

上宮学園

 

校祖法然上人誕生会を開催

支え合う命への感謝学ぶ

 

浄土宗関連学校の学校法人上宮学園は12日、校祖と仰ぐ法然上人の誕生会を同校総合体育館で開催した。(写真)

学園が運営する中学校と高等学校の生徒約2300人と教職員らが参列し、法然上人の遺徳に報謝する式典を営み、支え合う命に感謝することの大切さを学んだ。

校祖誕生会は宗教教育の一環として毎年開催している。式典では、全校生徒を代表して12人が献花し、教職員らが献香したほか、浄土宗宗歌でもある校歌「月影」を斉唱。田中裕史理事長・学園長が、法然上人への報恩を表す祝詞を奉じた。

式典後は、山縣真平学校長の講話や、上宮高等学校30期生(1978年卒)のミステリー作家、有栖川有栖氏の講演が行われた。

山縣学校長は、校祖誕生会が生きとし生けるもの全ての誕生を祝福する機会であり、支えあう地球環境に思いをはせることが重要と語った。有栖川氏は「上宮に授かった物語」と題して講演。推理小説を書くようになった経緯など青少年期のことや、著書『幻坂』の題材にした上宮学園周辺の七つの坂について解説した。