臨済宗妙心寺派 おかげさま奉仕の日

臨済宗妙心寺派

 

おかげさま奉仕の日

「三門」を特別拝観

 

臨済宗妙心寺派は12日、「妙心寺おかげさま奉仕の日」を本山で行い、檀信徒や参拝者ら約40人が全国から参加した。より多くの人が大本山妙心寺に親しめるよう、団体参拝を対象に行っていた奉仕作業や特別拝観に個人で参加できるようにした。2回目となる今回は猛暑を避け、昨年より1ヵ月早めて行った。

奉仕は「三門」で行い、普段は触れることのない重要文化財の汚れを磨き上げた。(写真)奉仕後は三門を特別拝観し、参加者は貴重な時間を楽しんだ。岡山県から参加した萩原華乃さんは「天井の龍の絵などが、当時のまま残っていて素晴らしかった。貴重な体験ができたが、奉仕作業としては少し物足りなかった」と述べた。

参拝後、塔頭の則竹秀南霊雲院住職は「今日は、奉仕の行為によっておかげさまの心を表していただいた。仏さまや御前さまが、お参りに来た人たちに慈悲の功名を与えてくださると思う」と参加者をねぎらった。